がーすー’s blog

マーケティングをお勉強中の大学院生によるブログ。

教養は酒のつまみになる。

みなさんこんにちは。がーすーです。

 先ほど、香川選手が移籍後初出場からわずか3分で2ゴール決めたとの報道が出ていましたね。過去の歴史で言われてきた、衝撃デビューの中でも上位に入る衝撃デビューになったのではないでしょうか。

 

 さてそれはさておき、今日は、「教養」という言葉について考えてみたいと思います。就職活動をしている学生さんなら、教養を身につけましょうとかキャリア指導の人に言われてるのではないでしょうか。

また、社会人の皆さんも「教養は大事だぞ○○君。」と上司に叱責されているのではないでしょうか。

  

 日常的に多くの人が目にする言葉だと思いますが、そもそも教養って何でしょう。またキャリア指導の人や上司の方が皆さんに言うように、教養は本当にあるほうがいいのでしょうか。

 

 

 辞書で言葉の意味から見てみましょう。

人間の精神を豊かにし、高等円満な人格を養い育てていく努力、およびその成果をさす。とかく専門的な知識や特定の職業に限定されやすいわれわれの精神を、広く学問、芸術、宗教などに接して全面的に発達させ、全体的、調和的人間になることが教養人の理想である。・・・

日本大百科事典より引用

 

 と記載されています。人間の精神を豊かにし、高等円満な人格を養い育てていく努力、およびその成果をさす。とはとても抽象的な概念ですね。

みなさんは、この言葉の定義をみて、教養とは何かをはっきり理解できたかもしれません。ただ、気になるのは主語が自身のではなく人間のとなっているところです。

 

 これは私なりの解釈ですが、実際に教養が役に立つのは、飲み会の席や、友達との日常会話、取引先との会話、などでしょう。

つまりは、自身が教養を身に着けたことにことにより得た達成感という効果よりも、教養を披露することによる相手との関係性の中で生まれる成果の方に焦点があるからではないでしょうか。

 

 そうです。これが「教養」の怖いところです。自身の教養が、相手の話題と関係なければ何の意味もないということです。そうなるとすべてのことを知っておかないとならなくなります。

 

今日の結論に移りましょう。

「教養」は人間として高等円満な人格を形成するだけではなく、他者との関係性のためにも極めて重要であることが分かりました。

ただ、本当に言いたいことは、相手との関係性、文脈によって自身の教養が生かされるのか、まったくの無駄になるのかが決まるわけですから、どんな教養を用意しようかある程度しか予想もしようがないわけです。

 

 そうです。何も意識しないで気楽に幅広く周りを見てください。

実際に、世界史を勉強して得た教養が指導教員との話題になって助かったこともあります。そうです、「教養」は酒のつまみになるんです。

 

 どうですか?気楽にいろんなことを勉強したくなったのではないでしょうか?学生さんも、もっと自身の専門とは関係ないかもしれないけど、直感的に面白そうとか気になるという講義も積極的に受けてみてください。

 

今日の一言

 「教養」は酒のつまみ。

 

今日のちなみに

 院生友達に「月が綺麗ですね」というと「I Love You?」と返してくれる人がいます。何を言ってるの?と思った方は、夏目漱石で調べてみてください。

また次回のブログで詳しく書きたいと思います。ただ、本人が本当にそう言ったとの確証がないそうですが。。。私の好きな教養です。